管理職の役割
部分最適化と全体最適化の違いで、全体最適化を考えるが管理者だと思います。
部分最適化は、ひたすら自分の役割、ノルマ達成を考えて実行し成果を上げることであり、
全体最適化は、部署や会社全体の成果を第一に考えて、皆で役割分担し成果を上げることになります。
一般社員の時には、部分最適化だけを考えていればいいのですが、
管理職になると、全体最適化が命題に代わります。
特に中小企業では、管理職になっても、部分最適化が求められる、いわゆるプレイングマネージャーの方は、多いと思います。
やもすると、会社全体の成果が上がらなくても、自分は成果を上げているから大丈夫、居場所はある、と勘違いしてしまったりします。
会社が求めるものは逆で、個人成績がゼロでも、会社全体がうまくいっていれば、優秀な管理者と評価したいわけです。
100%管理者視点まではいかなくても、個人責任より、管理者責任(=全体責任)の方が重いという認識は持つべきです。
全体最適化は、現状把握、明確なビジョン、ギャップ認識、計画、実行、振り返りと、プロセスを踏むことで再現性も上がります。
年齢や職歴に関係なく、管理職にチャレンジすることは、新たな自分の発見や、大きなスキルアップにつながります。
評価制度、教育制度など、いくつかのルール変更がセットになりますが、
幸せに発展していく土壌づくりが、今必要になっていると感じます。
より広く、より遠くを見ながら事業を考えたいものです。