金利について
金利が上がる時代に、私たちが考えること
昨日、日銀の金融政策決定会合で、政策金利が1.25%に引き上げられました。
これからも追加の利上げが行われる可能性があり、ここ1年ほどで金利が2%程度まで上昇する可能性もあると感じています。
では、なぜ今、金利が上がっているのでしょうか。
今回の利上げは「景気の過熱」が理由ではない
金利を引き上げると聞くと、
「景気が良すぎるから、少し抑えようとしているのかな」
と思われる方もいるかもしれません。
しかし、今回の利上げは少し事情が違います。
大きな要因の一つが、原材料などのコストが上昇していることです。
原油などの価格が上がることで、さまざまな商品の製造や運搬にかかる費用が増え、それが物価の上昇につながります。
いわゆる「コストプッシュ型」の物価上昇です。
原油価格が私たちの生活にも影響する
その中でも大きな要因の一つが原油価格です。
ただ、日本では政府による価格調整が行われているため、ガソリン価格については、原油価格の変化ほど大きな上昇を実感していない方も多いと思います。
原油価格が今後落ち着いてくれば、それに伴って原材料価格も徐々に落ち着いてくる可能性があります。
その意味では、現在の物価上昇には、短期的な要因も含まれていると考えられます。
それでも、金利の上昇は続くのか
一方で、もう少し長い目で見ると、日本の金利は今後さらに上昇していく可能性があると考えています。
世界経済全体の成長を考えれば、ある程度の金利水準が必要です。
日本だけが低い金利をずっと続けることは難しく、世界経済とつながっている日本も、少しずつ金利のある経済へ戻っていく流れにあると思います。
住宅にも関係する「金利」
私たちが住宅をつくる仕事をしているからこそ、金利の変化は決して他人事ではありません。
金利が上がれば、住宅ローンの返済額にも影響します。
また、物価が上がれば、建築に使う材料や設備などの価格にも影響します。
これから家を建てようと考えている方にとっては、「金利」と「物価」の両方を考えながら、無理のない資金計画を立てることが、これまで以上に大切になってくると思います。
経営者として、これから考えること
そして、今回の金利上昇を見て、私自身が経営者として強く感じたことがあります。
物価が上がっていくのであれば、それ以上に社員の賃金を上げていける会社にしていかなければならない。
「物価上昇以上の賃金上昇を実現できるように経営すること」
それが、これからの時代における経営者の責務なのだと改めて感じています。
金利も、物価も、これから少しずつ変わっていきます。
その変化をただ受け入れるのではなく、会社としてできることを考え、お客様により良い住まいを提供し、社員が安心して働ける環境をつくっていく。
これからの経営では、そうしたことがますます重要になってくるのだと思います。
